理想的な身体の動きとは、まず脱力ができているということです。脱力とは、緊張が全くない状態を指すのではありません。必要最少限の筋育達が効率的にからだを動かしている状態のことを言います。
例えば。。。。
このピアノを移動させるのに何人必要でしょうか?3人ですか、5人ですか?それとも10人でしょうか。3人でこのピアノを移動させるのと、10人で移動させるのと一体どちらが効率的でしょう?もちろん、答えは3人ですね。
しかし、一般的にからだは多くの筋肉を動員してしまいがちになってしまっているのです。特にアウターの筋肉をです。つまりは、本来この動きに必要な筋肉だけでなく、それ以外の筋肉も動員してしまって、身体の効率を低下させているのです。本来からだは、理想的な身体の動きを本能的に憶えています。しかし、ストレスや置かれている状況など様々な要因がからみあって、いつしか身体はこの理想的な身体の記憶の奥底に閉じ込めてしまい、結果として身体に無駄な緊張を生み出し、本来働くべき筋肉達が本来するべき仕事をできなくなってしまっているのです。
身体の理想的な動かし方をもう一度取り戻していくには、やはり「身体の再教育」が必要となってきます。
私たちの日常生活では、「立つ」「歩く」「座る」というのが基本動作となっています。これら3種類の動きが理想的なものとなるだけでも、身体の状態は改善しゆくのです。筋膜∞温熱療法院における身体の再教育では、これら3つの基本動作を主に改善してゆき、更に脱力した理想的な動きをクライアントさまと供に探求してゆきます。